2016年9月20日 （仮訳）インド産の非地衣属、Stictis属の新種 Joshi, S., Upreti, DK. & Nayaka, S., 2010. A new species of non-lichenized genus Stictis (Ostropales, Lecanoromycetes) from India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000113/00000001/art00014 [Accessed September 19, 2016]. 【R3-03310】2016/09/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ インドにおいて樹皮に発生した菌を検討し、Stictis subbrachysporaとして新種記載した。 本種は子器が円形で、縁部が白色粉状で裂け、子嚢胞子が小型で19-32細胞からなることなどで特徴づけられた。 また、Chroodiscus himalayanusに対して新組み合わせS. himalayanusを提唱した。 India, West Bengal, Jalpaiguri district, Jaigaon （新種） Stictis subbrachyspora S. Joshi & Upreti 語源…Stictis brachyspora類似の 【よく似た種との区別】 Stictis brachyspora 子嚢盤が白色 子嚢盤が粉状 子実層がアミロイド 子実層が乾燥すると縁部から離れる 側糸が子実上層の領域においてI+青色 側糸状体と外壁を厚い結晶層が隔てる 本種と異なり子嚢盤が破出性ではなく埋生で広く開く 本種より子嚢胞子が長い 本種より子嚢盤の縁部が薄い 本種と異なり子嚢盤の縁部が無色～暗色ではなく切片全体にわたって無色 Stictis friabilis 子嚢盤が破出性でほぼ表在性 子嚢盤の直径の範囲が重なる 子嚢盤の縁部が白色 子嚢盤の縁部が粉状 子嚢盤の縁部が深く裂ける 子嚢胞子が小型 側糸が分枝する 側糸が”propoloid” 本種と異なり子実層面が肉色～帯褐色ではなく顕著な帯赤色 本種と異なり子嚢盤の縁が白色ではなく帯肉黄色 本種と異なり子嚢胞子が鞘に包まれない 本種と異なり側糸が子実上層の領域においてI+青色ではなくI陰性 本種と異なり果殻が無色 Stictis lupini 子嚢胞子が小型 本種と異なり子嚢盤が破出性ではなく埋生 本種と異なり子嚢盤の縁部が裂けるのではなく全縁 本種と異なり側糸状体が分枝しない 本種と異なり側糸が分枝しない 本種と異なり果殻が不明瞭 Stictis dumontii 子嚢胞子が小型 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢盤が破出性ではなく埋生 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく4胞子性 Stictis radiata 子嚢盤が深く埋生する 子嚢盤の縁部が白色 子嚢盤の縁部が粉状 子嚢盤の縁部が裂ける 子実下層がI+青色 側糸が不規則に分枝する 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が鞘に包まれない Stictis marathwadensis 子嚢盤が円形 子嚢盤の縁部が裂ける 本種と異なり子嚢盤が白色～黒色 本種より子嚢胞子が長い 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が円筒形ではなく針状 （新組み合わせ） Stictis himalayanus (Nayaka & Upreti) S. Joshi & Upreti 旧名：Chroodiscus himalayanus Nayaka & Upreti 【よく似た種との区別】 Stictis lupini 子嚢胞子が小型 側糸が分枝しない 本種と異なり子嚢盤が破出性でない 本種と異なり子実層面が橙褐色でない 本種と異なり子嚢盤の縁部が放射状に裂けるという特徴を欠く 本種と異なり子嚢が2-3胞子性でない Stictis brachyspora 子嚢胞子が小型 側糸が分枝しない 本種と異なり子嚢盤が破出性でない 本種と異なり子実層面が橙褐色でない 本種と異なり子嚢盤の縁部が放射状に裂けるという特徴を欠く 本種と異なり子嚢が2-3胞子性でない